カスタマーサポート

ティシュー・テック® O.C.T.コンパウンド

• Q1

  O.C.T.コンパウンドを用いて作製した凍結ブロックから、パラフィン標本を作製したいと考えています。その際の注意点を教えてください。

  A1

  O.C.T.コンパウンドは水溶性ですが、粘性があるため凍結した状態からホルマリン液に入れた場合、静置状態では溶解に時間がかかります。その結果、ホルマリン液に溶解していく過程で、O.C.T.コンパウンドの成分とホルマリンが反応することが示唆されます。
  組織周囲にO.C.T.コンパウンドが付着したまま、ホルマリン液中に入れて固定すると、組織の周りをその反応生成物が包み込み、薬液の浸透を阻害する可能性があります。
  凍結ブロックをホルマリンに投入した後、容器または組織を振盪させることで速やかに組織周囲からO.C.T.コンパウンドを取り除いてください。その後、新しいホルマリン液へ移し替えて固定してください。

• Q2

  O.C.T.コンパウンドの成分を教えてください。

  A2

  ポリビニールアルコール　10.24%
  ポリエチレングリコール　4.26%
  不活性物質（主成分は水）85.5%

• Q3

  使用期限を教えてください。

  A3

  容器に記載されておりますが、未開封の状態での期限になります。開封後は1年を目安にご使用ください。

• Q4

  O.C.Tコンパウンドで作製したブロックの保存方法を教えてください。

  A4

  O.C.T.コンパウンドで凍結包埋されたサンプルは、乾燥を防ぐためアルミホイルなどに包み、チャック付きビニール袋に入れ、-80℃で保存してください。

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