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第1回サクラ病理技術賞受賞者(2008年度)

サクラ病理技術賞

滝野 寿

名古屋市立大学大学院 医学研究科 臨床病態病理学

受賞理由

免疫染色に対する研究や精度管理調査における全国的な活動、病理検査研究班での積極的な後進の指導による病理検査全体への貢献

受賞者コメント

今回の受賞においては、免疫染色に対する研究活動や、日本臨床衛生検査技師会における精度管理調査活動、研修事業における後進の指導等が評価された。今後は、免疫組織化学染色の全国規模の精度管理調査を早急に実現できるよう、病理医や関連メーカーとも連携し、三位一体となった環境を整えたいと考えている。

川井 健司

(財)実験動物中央研究所 病理病態研究部 分子形態研究室

受賞理由

免疫組織化学(酵素抗体法)の技術改良および病理検査室の環境整備、動物実験モデルにおける病理学的解析への展開

受賞者コメント

東海大学医学部付属病院病理診断科にて病理技術の習得を行い、長村義之先生、堤 寛先生など多くの先生に酵素抗体法の基礎から指導を受け、研究および病理診断への基礎的・技術的な確立を行ってきた。現在、これまで培った病理技術を活かし、実験動物中央研究所で実験動物を用いたin vivo実験、がん転移における微小環境の研究、再生医療のためのES細胞・iPS細胞の研究などの免疫組織学的解析を主に行っている。

特別賞

北海道臨床衛生検査技師会形態部門

受賞理由

病理技術セミナー『病理技術者の匠』での技術研鑽と継承、日常業務における技術・知識の向上支援と後進技師の育成

受賞者コメント

北海道内の多くの施設は、少人数や複数部門掛け持ち、常勤病理医不在という状況にある。日常に遭遇する様々な問題解決のためには、病理技術の共有、伝道、施設間のネットワーク作りは必須であった。そこで、我々は精度管理事業、生涯教育プロジェクト事業、講習会事業を通じ、北海道における病理技術の向上と整備をはかってきた。今後も病理検査技術の啓発として、枠組みにとらわれない活動を継続していきたい。