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第9回サクラ病理技術賞受賞者(2016年度)

サクラ病理技術賞

濱川 真治

公立昭和病院 臨床検査科

受賞理由

免疫組織化学染色における不安定要素の探求と抗原賦活法の考案、体腔液における中皮腫細胞形態の提唱と簡易セルブロック法の構築および教育活動

受賞者コメント

この度は栄えあるサクラ病理技術賞を戴き、身に余る光栄に存じます。これもひとえに推薦を賜りました先生方、日本臨床細胞学会ならびに東京都細胞検査士会、日本臨床衛生検査技師会、病理技術研究会、中皮腫細胞診研究会の会員の皆様、日々支えて戴いた上司と同僚にこの場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。日常業務における問題点を、一般病院でも実行可能なアプローチ方法で探求し、多くの病理細胞診に携わる全国の仲間と情報共有が出来たことが、今回の受賞に繋がったと自負しております。この受賞を糧に、新たな発想で病理技術の更なる発展に寄与できるよう一層邁進する所存です。今後ともご指導のほどよろしくお願いします。

濱川 真治様

佐藤 雄一

北里大学医療衛生学部 医療検査学科

受賞理由

多目的組織固定法の開発、高感度組織化学的手法(IHC法、ISH法)の改良と検査技師や研究者への普及活動

受賞者コメント

この度、栄えあるサクラ病理技術賞を賜り、これまでご指導を賜った諸先生方や同僚の皆様に心よりお礼を申し上げます。私はこれまで、凍結切片に匹敵する抗原性の保持と分子病理学的検索が可能なAMeX固定法の開発に始まり、免疫染色法やISH法の高感度検出法の開発と学会や講習会を通じた技術の普及、各種プロテオーム手法を駆使した腫瘍マーカ一の獲得と病理診断への応用を目指した研究を行なって来ました。私はかねてより新しい知見は新たな技術の改良や進歩から生まれるものと考えており、今後もチャレンジャーとして新たな病理技術の関発と普及に携わっていきたいと考えております。今後ともご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

佐藤 雄一様

奨励賞

公益社団法人 兵庫県臨床検査技師会 病理細胞検査研究班

受賞理由

公益社団法人 兵庫県臨床検査技師会 病理細胞検査研究班における精度管理と指導育成

受賞者コメント

この度は、栄誉あるサクラ病理技術賞奨励賞を賜り光栄に存じます。ご推薦いただきました先生方の多大なるご尽力、選考委員の先生方ならびに、お力添えをいただきました多くの方々に心より感謝申し上げます。本賞がより広い視野での自薦による公募制度となって初めての受賞であり、兵臨技病理細胞検査研究班の活動を評価していただけましたこと、まことに光栄なことと存じます。本研究班は、精度管理事業における病理標本染色サーベイや細胞診フォトサーベイを技術の共有、伝承、施設間差整備のため兵庫県独自の方法で継続しており、また細胞検査士育成を通じた地域活動も行っています。今回の受賞は同様の活動を行っている全国の研究班の方々の励みにもなると思っております。今後も研究班の諸先輩方から引継いだ知識や技術の集積を若いスタッフに伝授し、時代の変化に対応した活動を推進していきたいと考えています。今後ともご指導、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

公益社団法人 兵庫県臨床検査技師会 病理細胞検査研究班様

新人賞

鈴木 彩菜

隈病院 臨床検査科

受賞理由

甲状腺専門病院としての社会貢献-甲状腺細胞診断学の新しい啓発手段の開発

受賞者コメント

このたび、名誉あるサクラ病理技術賞新人賞を賜り、大変光栄に存じます。選考委員の先生方、ご指導・ご推薦くださった先生方、私のチャレジを支えてくれたスタッフたちに、心より感謝申し上げます。新人賞は、若手技師の挑戦を応援するために今回から新設された賞だと聞いております。これを良い機会とし、我々若手世代も、先輩たちが築いてきた技術の恩恵を受けるだけでなく、病理技術の発展に頁献できるよう、更なる自己研鑽に励みたいと思います。また、私が取り組んでいる出張顕微鏡実習やオンライン学習が、そのような志を持つ技師の手助けになれば幸いです。

鈴木 彩菜様