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第16回サクラ病理技術賞 受賞者(2023年度)

奨励賞

大久保 文彦

九州大学病院 病理診断科・病理部

受賞理由

肺癌ゲノム診療における病理検体のプレアナリシスの構築
入職以来、一貫して病理細胞診分野の実務に携わり、現職である九州大学病院では肺癌診療の遺伝子検査における作業効率化や検体の有効活用、多職種との連携による情報共有などに注力し、オンコマインマルチ検査の成功率の安定化とプレアナリシスの構築を推進した。そして、多くの研修会や学術誌での発表などを通じて、九州地区を中心にその成果を普及、伝承する活動を継続的におこなっている。また、職能団体での活動にも積極的に取り組み、福岡県臨床衛生検査技師会では学術事業部門の中心的人物として活動するとともに、自他施設での後進育成にも注力していることが評価された。

受賞者コメント

この度はサクラ病理技術賞 奨励賞をいただき光栄に存じます。
ご推薦いただきました先生、選考委員の先生方、また日頃より御指導、ご協力いただいている多くの先生方、スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。
私たちは、遺伝子検査における作業効率化や検体の有効活用、多職種との連携による情報共有などに注力し、遺伝子検査の成功率の安定化とプレアナリシスを構築し、他施設でも共有できるシステムを推進してきました。
今後もチーム医療を基に、継続的ながんゲノム医療における安定的な検体の確保、品質向上に向けて、微力ながら貢献できれば幸いです。今後とも御指導賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

大久保 文彦様