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―リアル形式で4年ぶりの開催、病理技術の研究や活動を表彰―

第15回「サクラ病理技術賞」授賞式を開催
―リアル形式で4年ぶりの開催、病理技術の研究や活動を表彰―

病理検査機器・器材のトータルサプライヤー、サクラファインテックジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長兼CEO:石塚悟)が創設した「サクラ病理技術賞」の第15回授賞式が、さる7月29日(土)、東京・ベルサール東京日本橋で開催されました。

「サクラ病理技術賞」は、病理学的検査・技術に関するさまざまな活動を支援するため、病理技術者やその団体、研究者を対象として、学術研究のみならず地域活動や後進育成など幅広い活動の中から特に優れた成果を挙げられた方々を表彰する制度として2008年に創設され、今年で第15回目を迎えました。今回は、奨励賞を1名、新人賞を1名が受賞しました。

新型コロナウイルス感染症の影響により2020年からオンラインで開催、今回4年ぶりにリアルでの開催となった授賞式では、選考委員長の松野吉宏先生(北海道大学病院 病理部/病理診断科 教授)より選考総評が述べられ、受賞者に記念のオーナメントが授与されました。受賞者による記念プレゼンテーションでは、それぞれの取り組みについての発表が行われました。また「サクラセミナー」では、サクラファインテックジャパンの日ごろの営業活動とお客さまニーズへの対応についてのパネルディスカッションが実施され、参加者の皆さまによる情報交換会では活発な交流がみられました。

なお、選考委員長の松野先生は今回で任期満了となり、来年度(第16回)より、牛久哲男先生(東京大学大学院医学系研究科 人体病理学・病理診断学分野 教授)が新たに選考委員長に就任いたします。第16回の公募は、2023年10月に開始予定です。

サクラファインテックジャパンは、病理のトータルソリューションプロバイダーとして、これからも継続的なイノベーションに取り組み、病理診断の発展に貢献してまいります。

■第15回「サクラ病理技術賞」授賞式概要
【日程】2023年7月29日(土)
【会場】ベルサール東京日本橋(東京都中央区日本橋2丁目7-1)
【プログラム】
◆サクラセミナー
「パネルディスカッション:営業現場から見える各施設の多様な事例と、お客様同士をつなぐサクラのトータルソリューション」 ~商品概要と運用方法のご提案~
◆情報交換会
◆第15回サクラ病理技術賞授賞式
・選考総評および表彰
・受賞者プレゼンテーション

■受賞について
「奨励賞」
全国、地方に関わらず地域医療や学生教育、技師の卒後教育への貢献など、論文数や論文内容による評価が難しい分野での貢献に対して授与

【受賞者】
坂根 潤一(さかね じゅんいち) 氏
静岡県立総合病院 検査技術・臨床工学室 病理検査室

【受賞理由】
子宮頸部上皮内病変の分子生物学的バイオマーカーの探索、病理検査技術の精度管理と後進育成
入職以来20年にわたり一貫して病理細胞診分野の実務に携わり、その間臨床研究にも積極的に取り組んできた。特に子宮頸部病変におけるDNAメチル化解析によるバイオマーカーの研究論文は、有用性が高く評価できる。また2004年より広島県技師会病理細胞診領域の委員、領域長として精力的に活動、2016年に活動拠点を中部圏に移してからも継続して技師会活動や後進技師の育成、支部学会の運営に関わるなど地域医療への貢献も顕著であり、これらの活動は学術奨励賞や演題賞として表彰されている。

「新人賞」
サクラ病理技術賞および奨励賞に準ずる研究や活動をおこなっている若手技師で、特に今後の活躍が期待できる方に対して授与

【受賞者】
石井 脩平(いしい しゅうへい) 氏
公益財団法人がん研究会 有明病院 臨床病理センター 病理部

【受賞理由】
細胞診標本のデジタル画像の取得方法の考案と機械学習による遺伝子変異予測モデルの構築
日常業務をこなしながら研究活動に取り組み、それらを国内外の学会で発表、積極的に論文化していることは高く評価できる。現在検討しているAIを活用した細胞診領域での遺伝子変異予測モデルの構築に関する研究は、今後多くの検証が必要であるが、日常のスクリーニング業務を介した汎用性の高いデジタル画像の取得を可能にするものであり、将来的な評価は高い。これらの研究論文はCancer Cytopathology 誌に採択されるなど、国内だけでなく海外での活動も顕著であり、今後さらなる活躍が期待できる人物である。

■「サクラ病理技術賞」創設の趣旨と概要:
サクラ病理技術賞は、病理学的検査・技術に関するさまざまな活動を支援するサクラファインテックジャパン株式会社が創設した独自の褒賞制度です。病理学的検査・技術に携わる人々の意欲向上を図り、病理技術の発展と伝承に寄与することを目的としています。病理標本作製技術に関する研究論文はもちろんのこと、日常業務での技術・知識の向上、後進技師の指導育成(伝承)、地域医療への顕著な貢献というような活動も対象とし、より広い視野を持ったユニークな賞となっています。前年度の第13回より表彰対象を拡大し、ゲノム医療に代表される先進的治療や標準化による安全管理、AIなどの新しい技術導入についての成果や功績も対象としております。
病理診断の認知の高まりとともに、臨床や患者のニーズも高くなりつつある今日、病理標本作製の発展的な未来に向けて挑戦を続けるサクラファインテックジャパン株式会社は、この賞を通じて病理技術に携わる方々への長期的な支援・貢献を続けたいと考えております。

選考の対象者:
病理学的検査、研究に携わる技術者ならびに研究者およびその団体

選考の対象:
・関連学会・学術誌等に発表された論文
・論文以外の活動: 日頃の研究/後進技師の育成
地域医療への顕著な貢献 等

選考方法:
非公開を原則に第三者機関に選考委員の選出と選考委員会の組織化(技師、医師、学識経験者など)を委嘱しています。自薦による公募制度により候補者を募り、選考委員による一次選考(書類審査)を経て、二次選考の討議により受賞者が決定されます。

■授賞式当日の風景

選考総評

受賞プレゼンテーション

情報交換会

サクラセミナー