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国立がん研究センター先端医療開発センターと次世代病理診断システム開発に関する包括協定を締結

サクラファインテックジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長兼CEO:石塚悟)は、2021年7月1日に、 国立研究開発法人国立がん研究センター(東京都中央区、理事長:中釜斉)先端医療開発センター(千葉県柏市、センター長:落合淳志)と、次世代病理診断システム開発やアプリケーションの研究と実用化、ITによる診断支援システム等における連携協力に関する包括協定を締結いたしました。

国立がん研究センター先端医療開発センターは、がん医療・がん研究の拠点となる国立の機関として、国内外のアカデミアや創薬ならびに医療機器開発企業など幅広い分野と交流を深め、常に革新的医療の実現を目指しています。品質管理された検体や情報を基盤に、世界をリードする創薬、医療機器・技術開発を推進しています。
サクラファインテックジャパンは、サクラファインテックUSA、サクラファインテックヨーロッパおよび中国のグループ会社である櫻花医療科技(泰州)有限公司とともに、“がん診断を進展させる”というミッションにグローバルで取り組み、世界150ヵ国以上のお客さまにソリューションを提供しています。2019年にアジアオフィス(マレーシア)を開設するなどアジア・オセアニア市場での海外展開を加速、病理に関連する製品の開発や提供に留まらず、病理標本作製技術を支えるノウハウやアプリケーションサービスを提供することを使命として活動しています。

国立がん研究センター先端医療開発センターとサクラファインテックジャパンは、これまでもさまざまな課題について意見交換を行い、病理画像・診断の標準化や検体の取り扱いおよび次世代の病理検査に役立つ情報を共有してきました。このたびの包括協定により、双方の人的、知的、物的資源の交流と活用をさらに加速していきます。
今後は、国立がん研究センター先端医療開発センターならびに各関連施設において、デジタル画像情報の病理診断への取り込みと他の臨床情報との連携、ITによる遠隔病理診断、AIやロボット技術の活用も視野に入れた次世代病理診断システムの研究・開発を行い、サクラファインテックジャパンは病理標本作製の自動化および病理画像の標準化に関する連携協力を行います。

■国立研究開発法人国立がん研究センター先端医療開発センター
国立がん研究センターは、1962年に国立機関として創設され、がん研究・がん医療における国立の中核機関として、先端的な研究を牽引してきました。
2015年に設立された国立がん研究センター先端医療開発センターは、がん(Cancer)の治癒(Cure)及び克服(Conquer)(Conquer and Cure Cancer=“3C”)を目指し、がんの医薬品や医療機器の開発に向けたシーズ探索から前臨床、早期臨床試験までを一貫して支援・実施しています。併設する国立がん研究センター東病院とともに、横断的なネットワークを基盤としたTR研究開発の拠点として、先進的ながん治療薬・医療機器開発を推進し、実臨床への導出を多数実現しています。

・国立がん研究センター先端医療開発センター https://www.ncc.go.jp/jp/epoc/index.html

■Sakura Finetek Group Mission 
クラス最高のイノベーション、品質およびお客さまへの配慮を通じて、 病理と患者さまのための一体化されたソリューション(商品、アプリケーション、サービス)を提供することで、がん診断を進展させる