MD Anderson 便り by Dr. Junya Fujimoto
世界で最も高い評価を受けているがんセンターの1つである MD Anderson Cancer Center の藤本淳也先生による“お便り”を掲載するコーナーです。
藤本淳也先生の日常や病理検査における日本との違いなど、会員の皆さまへ月に一度のお便りという形でお知らせいただきます。
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藤本淳也先生 ご挨拶
プレシジョンメディスンに関連したゲノム情報取得の簡便な方法が次々と開発されている今、もう一度病理組織に成り立ち、病理部門は診断にとどまらず、病因を組織形態と分子生物、遺伝学、臨床情報までを統合してデータ化することにより、新しい意義を見出すチャンスであると考えています。
このチャンスに病理部門関係者は、病理部門で行っていることをいったん俯瞰的に見ることも新しい意義を見出す手助けになるのではないでしょうか。それには短期間でも、海外に身を置き、世界的な流れを肌で感じるということも一つの方法でしょう。
今回立ち上げる私のコラムでは、キャリアパスを考え直すうえで役立つ情報を、実体験を交えて紹介できればと考えています。
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