サクラ病理技術賞について


 『サクラ病理技術賞』は病理学的検査・技術に関する活動を支援する独自の報奨制度として、2008 年に創設され、前回(第9 回)までに28 名、3 団体を表彰させていただきました。受賞をきっかけに全国または各地域における講演や研修会でのワークショップなど活躍の場が拡がってきております。

 また受賞者間で新しいネットワークが出来、そこから新たな活動が始まるなど、まさにサクラ病理技術賞の目的である『病理診断分野における技術の伝承と進展への貢献』につながっているものと自負しています。

 そしてさらなる発展を目指し、前回より自薦による公募制度を導入いたしました。また新たに「新人賞」を設けた結果、より多くの方々よりご応募をいただきました。研究論文だけでなく、日常業務での技術・知識の向上、後進技師の育成(技術の伝承)、地域医療への顕著な貢献というようなさまざまな活動が評価・表彰される機会が少ないなかで、サクラ病理技術賞が「病理標本作製技術を担う技師の方々へのモチベーション」につながることを願っています。

 サクラ病理技術賞は、自らの力で”病理技術の明日の風”を吹かせる、そんな志を持った皆様のご応募をお待ちしております。


【対 象】
  1. 病埋細胞診における標本作製技術の探求(研究論文)
  2. 学術研究以外の幅広い活動・研究
    @日常業務での技術・知識の向上
    A後進技師の育成・標本作製技術の伝承
    B地域医療への顕著な貢献

【対象者】
病埋細胞診検査、研究に携わる臨床検査技師または団体ならびに研究者

【応 募】
  • 応募に関する書類は規定の用紙をご使用ださい。
    (サクラファインテックジャパンのホームページよりダウンロードしてご使用ください。)
    http://www.sakura-finetek.com/koubo10.html
  • 必ず施設長の同意ならびに推薦者による推薦を得て下記事務局へ提出してください。
    〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町 2-31-1 浜町センタービル
    サクラファインテックジャパン株式会社 内
    サクラ病理技術賞事務局 椎名博之 宛
    TEL 03-5643-2630

【選 考】
サクラ病理技術賞選考機構から任命された選考委員(非公開)

※公募期間(2017年11月20日〜2018年2月28日)



第9回サクラ病理技術賞受賞者 2016年度


濱川 真治
公立昭和病院 臨床検査科
【受賞理由】
免疫組織化学染色における不安定要素の探求と抗原賦活法の考案、体腔液における中皮腫細胞形態の提唱と簡易セルブロック法の構築および教育活動


佐藤 雄一
北里大学医療衛生学部 医療検査学科
【受賞理由】
多目的組織固定法の開発、高感度組織化学的手法(IHC法、ISH法)の改良と検査技師や研究者への普及活動


奨励賞
公益社団法人 兵庫県臨床検査技師会
病理細胞検査研究班
【受賞理由】
公益社団法人 兵庫県臨床検査技師会 病理細胞検査研究班における精度管理と指導育成


新人賞
鈴木 彩菜
隈病院 臨床検査科
【受賞理由】
甲状腺専門病院としての社会貢献−甲状腺細胞診断学の新しい啓発手段の開発




第8回サクラ病理技術賞受賞者 2015年度


郡司昌治
名古屋第一赤十字病院 細胞診分子病理診断部
【受賞理由】
検査室内における分子病理学的手法における病態解析技術の確立と、その検査技術の全国的な啓蒙および後進技師育成による地域貢献など


松本賞
徳永英博
熊本大学医学部附属病院 医療技術部 病理技術部門
【受賞理由】
学会活動を通じての病理精度管理の全国的活動および後進技師の育成、認定病理検査技師制度創設への貢献による病理技師の地位向上への取り組みなど




第7回サクラ病理技術賞受賞者 2014年度


池田 聡
茨城県厚生農業協同組合連合会 総合病院 土浦協同病院
臨床検査部

【受賞理由】
ホルマリン固定組織切片を用いた分子病理技術(二重 in situ hybridization 法)の開発と応用ならびにその普及活動


奨励賞
芹澤昭彦
東海大学医学部付属病院 病理検査技術科
【受賞理由】
免疫組織化学・分子生物学的技術の精度維持、向上における活動と、神奈川県および全国における病理技術の精度管理と後進技師の育成など




第6回サクラ病理技術賞受賞者 2013年度


磯崎 勝
小田原市立病院 病理診断科
【受賞理由】
病理技術の理論の確立と伝達


奨励賞
中村広基
西尾市民病院 臨床検査室
【受賞理由】
免疫組織化学染色における画像色情報抽出アプリケーションとExcelを用いた画像解析ソフトの開発と精度管理への応用


松本賞
畠 榮
川崎医科大学附属川崎病院 病理部
【受賞理由】
細胞診検査における学際的研究とグローバルな学会活動による、細胞診診断法発展への貢献と後進育成への寄与



第5回サクラ病理技術賞受賞者 2012年度


山下和也
北里大学病院 病院病理部
【受賞理由】
病理検査における遺伝子技術の導入法の改良と開発
―病理標本を用いた免疫グロブリンH鎖遺伝子再構成解析における 
Pitfall の対処法 Template DNA Diluent Method(TDDM)の樹立―


古屋周一郎
筑波大学附属病院 病理部
【受賞理由】
全国における日常業務の講義や実技指導、精度管理調査における
全国的な活動・貢献、大学および地域における後進技師の育成


奨励賞
西川 武
奈良県立医科大学附属病院 病院病理部
【受賞理由】
Tissue Processing(予備脱水法)における脱水・脱脂に関する
新しい概念の提唱と普及活動ならびに奈良県における病理技術の
精度管理および地域貢献


石田克成
国立病院機構浜田医療センター 臨床検査科
【受賞理由】
マイクロウェーブを利用した超迅速細胞転写法の開発ならびに
子宮頸部粘膜病変におけるHPV遺伝子型、
p16蛋白、p21蛋白発現に関する研究


松本賞
小川勝成
広島大学病院 診療支援部 病理検査部門
【受賞理由】
形態検査(病理・細胞診分野)における全国規模および地域での
研修会企画・開催による技術・知識の普及活動ならびに研究活動



第4回サクラ病理技術賞受賞者 2011年度

百瀬正信
信州大学医学部附属病院 臨床検査部
【受賞理由】
病理組織検査法における技術改良
―病理組織学的解析のための加温希釈過酸化水素を用いた
メラニン漂白法の再評価―


奨励賞
柳田絵美衣
神戸大学医学部附属病院 病理部 先端組織染色センター
【受賞理由】
病理診断に有用な免疫多重染色(免疫組織化学染色領域における)の開発およびその普及活動


東 学
北海道がんセンター 臨床検査科
【受賞理由】
バーチャルスライドおよびZavic(細胞診のためのZ軸ビデオ)を精度管理調査に応用し病理・細胞診検査の精度向上に貢献


松本賞
清水秀樹
日本医科大学千葉北総病院 病理部
【受賞理由】
病理検査室・医療機関における労働安全衛生と脳腫瘍細胞診の領域における指導教育・地域貢献及び研究活動



第3回サクラ病理技術賞受賞者 2010年度

鈴木孝夫
昭和大学横浜市北部病院 病理部
【受賞理由】
免疫組織化学的検査法における技術改良および蛍光抗体法における高感度多重染色法の開発

佐々木政臣
大阪市立大学医学部附属病院 病理部
【受賞理由】
特殊染色および液状検体の細胞診塗抹法の開発に関する研究


奨励賞
加藤智行
浜松医科大学附属病院 病理部
【受賞理由】
免疫組織化学染色の精度管理事業活動と中部地区での指導育成


松本賞
廣井禎之
防衛医科大学校 臨床検査医学講座
【受賞理由】
病理検査に関わる幅広い研究、防衛医科大学校での学生教育や後進技師の指導育成、国内外に渡る病理技術の普及・支援活動など、 候補者の活動全般に対して、従来からの活動の場をさらに広げ、新たな分野を開拓したものとして評価し、授与するものとする。



第2回サクラ病理技術賞受賞者 2009年度

岩井宗男
滋賀医科大学医学部附属病院 検査部・病理部
【受賞理由】
滋賀県における細胞検査の普及や精度管理技術の向上、各種研究会の企画・運営や講義、実習指導等を通じた後進技師の指導育成

大部飼V
香川県立保健医療大学 臨床検査学科
【受賞理由】
四国地区の検査技師に対する指導育成およびネットワーク構築による地域活性化への貢献と情報交換の場の提供


特別賞
社団法人 神奈川県臨床衛生検査技師会
病理検査研究班

【受賞理由】
「病理技術者のためのメーリングリスト」の開設による病理技術の共有と知識と技術レベル向上への貢献、染色技術の標準化事業による病理標本の質的レベル向上への寄与

二反田隆夫
鹿児島大学病院 臨床技術部・病理部
【受賞理由】
鍍銀染色で使用する簡便なアンモニア銀液の改良、調整法の簡便化や作業プロセスの軽減と時間短縮、精度維持への貢献



第1回サクラ病理技術賞受賞者 2008年度

滝野 寿
名古屋市立大学大学院 医学研究科 臨床病態病理学
【受賞理由】
免疫染色に対する研究や精度管理調査における全国的な活動、病理検査研究班での積極的な後進の指導による病理検査全体への貢献

川井健司
(財)実験動物中央研究所 病理病態研究部 分子形態研究室
【受賞理由】
免疫組織化学(酵素抗体法)の技術改良および病理検査室の環境整備、動物実験モデルにおける病理学的解析への展開


特別賞
北海道臨床衛生検査技師会形態部門
【受賞理由】
病理技術セミナー『病理技術者の匠』での技術研鑽と継承、日常業務における技術・知識の向上支援と後進技師の育成


『サクラ病理技術賞』に関するお問い合わせ
東京都中央区日本橋浜町2-31-1 浜町センタービル
TEL.03-5643-2630 FAX.03-5643-3383 またはこちらよりお問い合せ下さい。